食べ物の成分表などを見ているとよく目にするセルロースとは、天然の食物繊維です。
セルロースを積極的に取り入れることで便秘解消やダイエットや美肌をはじめとした、女性にうれしいさまざまな効果につながることをご存知ですか?
この記事では、セルロースの特徴とさまざまな効果が期待出来る理由、そして具体的な取り入れ方をまとめました。
「お通じが良くなってほしい」「肌荒れが気になる」「ダイエットの効果的なサポート方法が知りたい」などと感じている人は、じっくりと読んで参考にしてみてください。
セルロースにはどんな効果が期待出来る?
「セルロース」という名前を聞いたことがあっても詳しくは知らない人も多いと思いますが、身近な食べ物に含まれていたり食品添加物としても使用されています。
さっそくセルロースの特徴と効果について確認しましょう!
セルロースはどんな成分?
セルロースとは天然の多糖類(不溶性食物繊維)で、植物の細胞壁を作っている成分です。
身近な食材でもある穀類・野菜・豆類などに含まれています。
繊維として紙の原料や衣料品、電子デバイス、建築資材など食べ物以外にも応用されていますが、もちろん食べても問題がありません!
食品添加物としてはチーズ同士がくっつかないようにしたり、タレやマヨネーズなどの増粘剤として使用されています。
セルロースは水や熱水でも溶けない不溶性食物繊維のため、人間の体内で消化や分解ができないのが大きな特徴ですが、実はここにさまざまな効果を期待出来る理由があります。
セルロースに期待出来る効果とは?
セルロースは体内で消化分解できないため、そのまま便として排出されます。
このときに腸内の老廃物をからめとったり便を形成しやすくすること、水分を吸収して膨らみ腸内を刺激することなどから、便秘解消に効果が期待できます。
そして便秘解消はそれだけで終わらず、他のさまざまな嬉しい効果にもつながります!
便を腸内に溜め込まないことで腸内環境正常化、善玉菌優勢の状態を作りやすくなるのです。
腸内環境が良くなるとどのような効果が期待出来るのか、こちらにまとめてみました。
- お肌の状態が整う
- ぽっこりお腹解消
- 体脂肪が溜まりづらい体質になる
- 免疫力が上がる
- 大腸ガン予防になる
- 幸せホルモンが分泌される
腸内環境が良くなって代謝が良くなると、体内の老廃物や毒素が排出され、お肌の乾燥や吹き出物、たるみやくすみの改善などの美肌につながります。
便秘解消はぽっこりお腹解消になりますし、善玉菌の中に含まれる「ヤセ菌」は体脂肪を溜めにくいヤセ体質に導くことも期待できるので、ダイエット中の人にも嬉しい効果ですね。
そして善玉菌は免疫力を高める働きがあるため、カゼやウイルス性の病気や食中毒にかかりにくくなったり、アトピーや花粉症などアレルギー改善にもなります。
さらに腸は第二の脳と言われているほど神経細胞が張り巡らされている臓器のため、精神に与える影響にも関わりがあります。
善玉菌の作用によって幸せホルモンの分泌が活発になるので、腸内環境が整うと精神的ストレスを感じづらくなる利点もありますよ!
以上のようにいろいろな効果が期待出来るセルロースをさっそく取り入れたいところですが、どのように取り入れるのが良いのか次項にまとめてみました。
セルロースを取り入れる方法
セルロースは穀類や豆類、野菜全般に含まれていますが、特にごぼうや豆類に多く含まれています。
また、食品添加物としてもいろいろな製品に入っていますが、セルロース自体を摂取するには、粉末状や結晶状のものを活用するのもおすすめです!
粉末状や結晶状のセルロースはスーパーやインターネットなどで簡単に見つけられるので探してみてください。
料理や飲み物やヨーグルトなどに混ぜるなどすれば、より手軽に取り入れられそうですよね。
また、食物繊維は食べてもそのまま排出されカロリーにならないため、ダイエット中に空腹を紛らわしたりお腹を膨らますおやつにするにも最適です!
ちなみにナタデココに含まれている食物繊維はセルロースなので、デザートにナタデココを選ぶのも良いですね。
(ナタデココ自体は低カロリーですが大量の砂糖やシロップで加工されているものもあるので、食べすぎは逆効果なので注意しましょう)
セルロースを取り入れてお通じ改善、美肌、ダイエット効果に役立てよう
セルロースを取り入れれば便秘解消が期待でき、結果的に腸内環境が良くなることで美肌やダイエット効果も期待できることがわかりましたね。
腸内環境が整うことは免疫力アップや幸せホルモンでストレス軽減など、さまざまなメリットに繋がるので、セルロースを意識的に取り入れていきたいですね。
セルロースは野菜や豆類から摂取できるほか、サプリや粉末状の製品もあるなど選択肢は豊富なので、すぐにでも始められそうではないですか?
ただし不溶性食物繊維の特性から、取りすぎすとお腹がゆるくなる可能性があるため、くれぐれも適量を守ることをお忘れずに!