エラスチンはコラーゲンやヒアルロン酸などと同じように美肌作りに欠かせない成分で、美容医療や肌再生医療にも活用されています。
しかし美肌だけにとどまらずバストアップや健康維持にも効果が期待できるとされて、バストアップ効果やエイジングケアを期待する女性たちを中心に注目されています。
エラスチンはタンパク質の一種で身体の重要な部分に必要不可欠な成分ですが、加齢と共に体内での生成量は減っていくため、外側から摂取する必要があります。
この記事ではエラスチンは具体的にどのような効果を発揮できるのか、そしてどのように取り入れ、どのように増やすのが効率的なのかを解説します。
加齢に伴うお肌や体型の変化を感じ始めてきた女性は特に必見ですよ!
女性にうれしい美容効果が期待できるエラスチンとは?
エラスチンとは伸縮性を持ったタンパク質で、体の中の靭帯、大動脈、軟骨、皮膚など弾力のある部分に多く含まれています。
繊維状であるエラスチンは同じく繊維状のコラーゲン同士のすき間に存在し、コラーゲンとコラーゲンを結びつける働きから、お肌の土台を作っているのです。
例えるならばコラーゲンは骨組みのような頑丈さでもってお肌を支えていますが、弾力を与えるためには、ゴムのような伸縮性をもつエラスチンが必要になります。
弾力性や伸縮性は、体の中の靭帯や動脈の動きにも欠かせないものとなっており、バストを支えているクーパー靭帯の中にも多く含まれています。
このように女性にとって嬉しい様々な働きをもつエラスチンですが、残念ながら加齢と共に減少していくため、外部から補う必要があります。
エラスチンを増やすとこんな効果が期待できる
エラスチンを増やすと期待できる効果を改めてまとめてみましょう。
- ハリや弾力のあるお肌
- クーパー靭帯を生成してバストアップ効果・下垂予防
- 動脈硬化の予防
前項でご紹介したようにコラーゲン同士を結びつける働きを持つほか、高い保水効果を持っているため、お肌にハリや弾力を与えるのに欠かせない存在です!
たとえばコラーゲンをいくら増やしたとしてもエラスチンを伴わなければ、お肌の弾力性は半減してしまうのです。
また、エラスチンはバストを支えるクーパー靭帯にも多く含まれているため、バストの垂れ下がりを防いだりハリの維持にもつながります。
加齢(特に30代以降)とともにお肌のシワやたるみが気になってきたりバストが垂れ下がりを感じ始めている人は、エラスチンを増やすことで一石二鳥や一石三鳥の効果を得られる可能性大ですよ!
元々のバストサイズが小さい人でも、クーパー靭帯を強化してバストアップに導くことが期待できます。
そのほかエラスチンは大動脈や血管の収縮にも関係しているため、効果的に摂取することで動脈硬化の予防にもなります。
今のうちからエラスチンを補っておくことはエイジングケアになり、長い目で見てもたくさんのメリットがあります。
効率よくエラスチンを増やす方法とは?
年齢とともに失われがちなエラスチンを増やすにはどのような方法をとればよいのでしょうか?
食べ物やサプリなどから直接取り込んでも良いですし、化粧品やサプリに含まれるエラスチンの生成をサポートする成分を取り込むという方法も良いでしょう。
エラスチン自体を取り入れて増やす
エラスチンが多く含まれている食べ物は、牛すじ、手羽先、軟骨などの肉類がメインです。
これらにはコラーゲンも含まれていることがほとんどなので、両方を同時に取り入れることで相乗効果が期待でき、より効率的になりそうです。
しかしカロリーが高い食べ物でもあるのでほどほどにしつつ、日常的に継続して摂り続けることが大事です。
日常的に摂り続けるのが難しい人は、エラスチンが含まれたサプリを飲むのも良いでしょう。
ちなみにサプリを飲むタイミングは、就寝前が良いとされています。
PM10:00からAM2:00の間はお肌の代謝が高まって細胞が生まれ変わるタイミングなので、この時間を含む睡眠時間をたっぷり取るようにしてお肌の再生を促すのが効果的ですよ。
エラスチンの生成をサポートする成分を取り入れる
また、多くの化粧品に含まれている以下の成分
- ビタミンA誘導体
- ビタミンC誘導体
- ナイアシン
などは、エラスチンの生成をサポートすることがわかっています。
美肌のためにエラスチンを増やしたい人は、これらが含まれている化粧水や美容液を選べるとより効率的ですね。
これらの成分は同じようにサプリにも含まれていることが多いので、エラスチンのサプリと併用しても良いと思います。
エラスチンを増やす方法を実践して美容効果と健康維持に役立てよう
エラスチンには美肌効果、バストアップ効果、動脈硬化予防など、美容や健康に役立つたくさんの効果が期待できることがわかりました。
女性は30代以降になると体の大きな変化を感じ始める人が多いですが、エラスチンが持つさまざまな働きは、加齢に伴う美容や健康のトータルケアにもつながるので要チェックですね。
体内で生成されるエラスチンは加齢と共に減少してしまうため、食べ物やサプリなどから意識的に取り込み、美容や健康に役立てましょう!